川上労務通信22号
労働条件の標準値をどこに求めますか?
「ズバリ!実在賃金」という賃金実態調査の依頼
川上労務センター
 最近就業規則の改定に伴う説明会に立ち会うことが多い。そこで問題になるのが、世間相場と比べて、うちの労働条件はいいのだろうか。それとも悪いのかということである。
例えば、
・給料。(従業員)給料を月額30万しかもらっていない。一方、(経営者)あの従業員に30万円も給料を払っている。30万円が高いのか低いのか、もちろん簡単に判断できるわけではない。だが、この大きなギャップは埋めようがないのだろうか。
・年間休日数が何日になっているか。
・1週の所定労働時間は、何時間ですか。
・職場が明るく、雰囲気のいい会社。
・退職金に至っては、公務員と比較すると、どこの世界の話をしているのと疑いたくなる程、格差が大きい。
それらすべてが、労働条件なのである。
 確かに勤続年数が大きく違うし、支払い能力も方針も各社まちまちなのだから、当然といえばその通りである。また、比較対象によっても異なることになる。
 
「ズバリ!実在賃金」という賃金実態調査
を当社として始めることとした。愛知版・首都圏版・関西版など主要な所は、すでに完成されている。
労働省などが実施している、賃金構造統計基本調査(賃金センサス)とどこが違うのかといえば、賃金センサスが、「モデル賃金」を提示しているのに対して、「ズバリ!実在賃金」は、生の実際に支給されている賃金実態調査である。
 「モデル賃金」とは何かといいますと、高卒大卒で入社した従業員が、標準的に昇進・昇格してもらえる賃金です。管理監督者に昇進昇格できる従業員がどれらいいるかはご存知だろうか。概ね最大15%程度といわれている。85%の大多数は、昇進昇格が出来ないで、モデル賃金水準まで行かないのです。民間企業が参考に出来にくい調査結果になっているのはそのためです。
 
「ズバリ!実在賃金」の場合は、管理職と非管理職別、男女別、年収別、所定内賃金別、賃金総額別などの賃金分析が可能となるのです。

 こうした調査を通じて、民間企業の賃金水準が見えてくることが期待できるのです。今問題になっている、「名ばかり管理職」。管理職の賃金水準はどれくらい。年収は。こうしたことにひとつの指標を提示できるのです。調査にご協力ください。